お手頃で高品質な羽毛布団9選！おすすめの種類・選び方を徹底解説

羽毛布団はどれも一緒だと思われがちですが、羽毛の量によってボリュームや暖かさが異なります。

羽毛布団の厚さは、大きく分けて「本掛け布団」「肌掛け布団」「合掛け布団」「2枚合わせ布団」の4種類です。
それぞれの特徴やメリットをチェックしていきましょう。

寒い冬の時期の使用を想定して作られた本掛け布団。
羽毛の保温効果を高めるために、布団の生地にも保温性の高いものが多く使用されています。

布団の中に充填される羽毛の量が多いほど温かく、重量が増します。
一般的に、冬用の本掛け布団の重量は1.5kg前後です。

肌掛け布団は、本掛け布団よりも羽毛の量が少なく、春から梅雨、秋口あたりに使用する家庭が多いです。

別名「ダウンケット」とも呼ばれており、羽毛の充填量は0.5kg前後が一般的です。

合い掛け布団は、肌掛け布団と本掛け布団の中間ほどの温かさが感じられる羽毛布団。

夏と冬の間に使用することから合い掛けと呼ばれており、充填量は本掛けの半分ほどの0.8kg前後です。
季節の変わり目に使用したり、掛け布団と組み合わせて使用することができるため、1年を通して羽毛布団を使用したい方おすすめです。

2枚合わせ布団は、肌掛け布団と合掛け布団がセットになっている布団です。
羽毛の充填量は、肌掛け布団と合掛け布団の充填量を合わせた1.3kg前後です。

2枚合わせて使うことも、1枚ずつ別で使うこともできるため、年中使える優れものです。
ただし、2枚の布団を固定するホックが、就寝中に取れやすいというデメリットがあります。

布団のズレが気になる方は、合掛け布団を選ぶことをおすすめします。

ベッドのサイズや羽毛の種類・充填量など、羽毛布団を選ぶときの要素は意外と多いです。
購入後に後悔しないために、どのような点をチェックすべきなのか、羽毛布団の賢い選び方を紹介していきます。

まずは、羽毛の種類をチェックしましょう。羽毛布団に使用される羽毛はダックとグースの2種類です。

・ダックダックはアヒルの羽毛のことを指しており、羽毛布団の中では比較的リーズナブルな価格で販売されています。折りたたんでいてもふっくらとボリューミーなため、感触の良さを重視している方におすすめです。

ただし、アヒルは雑食なため羽毛に特有のニオイがあります。ニオイに敏感な方はグースを使用した羽毛布団を選ぶか、消臭加工が施されたダックの羽毛布団を選ぶようにしましょう。

・グースグースはガチョウの羽毛です。ガチョウは草食なため、ダックの羽毛布団よりもニオイを感じにくいです。

また、羽毛の密度が高いため、充填量が少なくてもボリュームがあります。そのためダックの羽毛布団と比べると高価な商品が多いですが、羽毛布団に軽さを求めている方や、羽毛布団をプレゼントとして贈りたい方にはうってつけです。

続いてチェックするのは、羽毛の産地です。

ポーランドやウクライナ、フランスなどの寒暖差が激しい地域で飼育された鳥は、寒暖差に耐えられるように保温力の高い羽毛を持ちます。
そのため、産地が上記の国の羽毛布団は、保温力に優れており、体を芯まで温めてくれます。

ダウン比率とは、ダウン（胸部分の高品質な羽毛）とフェザー（羽根）の充填量の割合のこと。

ダウンのパーセンテージが高くなるほど温かく、軽くて体にフィットする布団になるため、80～90％の布団を選ぶと快適な睡眠を確保できるでしょう。

「ゴールドラベル」は、日本羽毛製品協同組合が発行している品質推奨ラベルのことです。
これは同組合の品質基準に合格したことを表しており、「ゴールドラベル」の羽毛布団は最高級の羽毛原料と良質な側生地を使用しているということになります。

「ギャランティラベル」は、羽毛布団を購入する際に適切なものを選びやすくするために、一般財団法人科学技術振興会が設けた10種類のグレードのことです。
グレードの星の数が増えるほど軽くて温かい羽毛布団で、身体に負担を掛けることなく睡れるといわれています。

「ゴールドラベル」「ギャランティラベル」共に羽毛布団の品質を保証している証となるため、購入する時の目安になりますよ。

羽毛の質や産地はもちろん大事ですが、寝心地を左右するのは、直接肌に触れる側生地です。

安さにこだわるのであればポリエステルの生地がベスト。
ただし、そのまま使用すると蒸れやすいというデメリットがあるため、綿製の布団カバーを装着するなど工夫が必要です。

価格ではなく肌触りや触感にこだわりたい方は、布団カバーだけでなく側生地まで綿製のものを選ぶと良いでしょう。

羽毛布団購入の予算を高めに設定している場合は、綿生地の中でも質の高い「超長綿」を選ぶことをおすすめします。

羽毛布団の手入れを頻繁に行う場合は、自宅で洗濯できるのかどうかも需要なチェックポイントです。

手洗い可能なものや洗濯機使用可能なもの、コインランドリーやクリーニングでしか洗濯できないものもあります。
必ず購入前に確認するようにしましょう。

ここからは、1万円台で購入できるグースの羽毛布団や、ダックダウンの羽毛布団、羽毛布団で有名な「西川」の商品を紹介します。ぜひ、ご自身にぴったりの商品を見つけてください♪

羽毛布団には充填されている羽の種類や充填量、品質などさまざまな選定基準がありますが、最も大切なことは自分の身体やライフスタイルに合っていることです。
軽くて身体に負担のないものや消臭効果・防ダニ効果があるもの、自宅で選択できるものなど、自分に最適な羽毛布団を選ぶようにしましょう。